地震による「電気火災」のこと~感震ブレーカー~
東日本大震災から今日で6年となります。(阪神淡路大震災からは22年。)
明るいニュースも聞かれるようになってきましたが、現在でも多くの方が避難生活中という現実をおもいますと、まだまだ復興も道の途中だと感じます。
いつどこで起こるかわからない自然災害ですが、私たちの力ではどうにもならないことに遭遇する可能性も大きくて、「備えあれば憂いなし」とはいうものの、何をどうすれば良いのかなぁ~と迷うことも多いですよね。
毎日の、暮らしと心の「不安や負担」を減らすにはどう準備しておくのが良いのか?
食料や水の備蓄とか、トイレのための準備品を用意しておくとか・・。
今日はそんな中から、備える機器として「感震ブレーカー」をご紹介したいと思います。
大きな地震の際に起こる災害の中に「通電火災」というものがありますが、
お聞きになったことはありますか?
例えば、本棚が倒れて電気ストーブの近くに散乱~停電が復旧した際に雑誌などに着火しておこる火災や、倒れた家具などに引っ張られて損傷した電気のコードが、通電された時にショートしておこる火災のこと。
阪神淡路大震災で「通電火災」による建物火災が大きな被害を発生させたことから、その危険性が知られるようになり、東日本大震災でも電気による火災の数多くがその原因と特定されています。(※経済産業省他下記推進チラシより)
そこで登場するのが「感震ブレーカー」です。
感震ブレーカーとは、揺れを感知すると自動的にブレーカーを落として電気を止めてくれる機能がついたブレーカーのことで、地震の際に著しく危険な密集市街地※1において普及促進が必要とされています。
分電盤に内蔵されているものからコンセントタイプのもの、また電気工事が必要なものから簡易なものもありますので、ご自宅に合ったタイプのものをお選びいただくことが可能。
「感震ブレーカー」を設置しておけば、もし災害に遭って避難所などに避難した後に停電が復旧されても、通電したことが原因の二次災害「通電火災」を防ぐことができますので、ご興味を持たれた方はぜひお気軽にお問合せください。
「備えあれば憂いなし」今回は~感震ブレーカー~をご紹介させていただきました。