夏まつりの季節に父の心意気と会う。
60年前の夏に父が造った神輿が、
今も地域の子どもたちとみなさんに大切にされ、健在で活躍をしている事を知りました。
(ふじみ野市市沢子供神輿)
独立したばかりの父が地域のために初めて造った神輿。
高度な技術が必要な隅木の組み方や屋根の反りなど、若い父にとって大きな挑戦だったに違いなかっただろうと思います。
大工の腕の見せどころ盛り沢山な仕事に、やりがいを感じて取り組んでいただろうと想像でき、父の心意気を感じました。
屋根小屋組みの状態。虫食いなどもなく手入れをされている様子が見受けられ
大切にされていることがわかります。
御神輿の底には、御神輿造りを任されたのがよほど嬉しかったらしく、
完成した日、名前とともに年齢まで書き入れてありました。
親方の元から独り立ちし、弊社朝日工務店を立ち上げた若かりし頃の父の写真も見つかりました。
(右端が父)
昔からの父を知っている方からは、よく私と似ていると言われることも。
地域の方にも御神輿づくりのこと、父のこと、その頃のお話しを伺うことができました。
母もみなさんのお話しに刺激をされてか婚約中に御神輿づくりに取り組んでいる。と、
父から聞いた話しなど思い出したり。
私が生まれる前の話しは大変興味深いことばかりです。
こんなに長い間、父が造った御神輿がみなさんに愛されていることを知って、
お盆で家に帰ってきていた、今は亡き父に嬉しい報告をすることができた夏休み。
父もきっと喜んで、そして自分の仕事を誇りに思っていることでしょう。
かつぎ継がれる御神輿と心意気。
大井本町町会のみなさま、町会だより編集室のみなさま。
ありがとうございました!
これからもよろしくお願いします。
親父、良かったな!
お隣の大井本町町会だよりで紹介されました!